#6 O Pajador / Quinteto Canjerana

故郷への想いとは、その人を形成する美しさでもある。私のように産まれてから何度も引越しを繰り返している者には、羨ましいものでもある。ブラジルは日本の約23倍の面積という物理的な部分でも、多くの移民を受け入れた歴史的な部分でも、多種多様の文化が存在する。インターネットで何でも調べられる時代になった今でも…

#5 Jogral / Djavan

聴くと自然と幸せになる曲とは、誰にでも存在するだろう。MPBの誕生からしばらく経った1980年。ブラスセクション、電子楽器、ストリングス、スルドからヒントを得たエレキベース、ドラムと豊富なパーカッション…非常に豪華で手の込んだアレンジが多く、個人的には大好きな時代である。名曲が多いこの時代、中でもD…

#4 Nós / Johnny Alf

南米の殆どの国の公用語がスペイン語に対して、ブラジルの公用語は、ポルトガル語である。これはブラジルが元々ポルトガルの植民地だったことが関係しているが、今日ではポルトガルでは使われないような表現も多く、語学学習でも“ポルトガルのポルトガル語”と“ブラジルのポルトガル語”は別のテキストが作られている。ブ…

#3 Choro resposta ao Sumaré / ESMÊ

Choro Paulistanoという言葉を聞いたことがあるだろうか。そもそも、ブラジル音楽を聞いたことがない人にはChoroが何かというところから始めなければならないが、詳しい話は他の日に書く事にする。簡単にいうとChoroとはリオデジャネイロで生まれた音楽なのだが、そのChoroがリオから広まり…

#2 Catavento e girassol / Guinga e Aldir Blanc

Guingaの良さは”斬新なハーモニー”である。と書かれている記事をよく見る。特にGuingaの来日公演が決まった際には、音楽雑誌やウェブサイトで特集が組まれることも多くなった。私がGuingaを特によく聴くようになったのは、2018年に全曲Guingaのレパートリーのコンサ…