ブラジル

#9 A Maldição do Samba / Marcelo D2

異文化が混ざり合うブラジルではよく、“Sou Brasileiro”という言葉をよく耳にする。これを直訳すると私はブラジル人であるという意味であるが、そこには同時にブラジル人である誇りもこめられている気がする。日本と同じように、ブラジルにもアメリカやヨーロッパ文化は沢山入ってくる。他国の文化に敏感になるのは比較的若い世代だが、インターネットが普及されてからは日本や韓国の流行を知ることも容易になり...
Choro

#8 Suíte Retratos Ⅳ. Chiquinha Gonzaga / Radames Gnattali

クラシックとポピュラー音楽の違いとは何か?急に質問されると返答に困ってしまう。私は音楽大学でクラシックを学んだ。大学を卒業してからは、自然と以前から興味があったポピュラー音楽の演奏し始めたが、“クラシックかポピュラーか、どちらかを選ばなくてはならない”という雰囲気にどうしても納得いかなかった。私は、その中間にあるものを探し続けた。中間というよりも、どちらに属しているか判断しなければならないような...
ペルー

#7 Puente de los Suspiros / Chabuca Granda

好きな音楽家や、好きな曲にまつわるスポットをめぐることは、音楽ファンにとっては夢のような話である。そこを訪れたときに、頭の中に流れるあの音楽。元々、旅行好きな私には、まだまだ沢山めぐりたい場所がある。そんな音楽にまつわる観光スポットを、できる限り紹介していくことにする。今日の舞台はペルーの首都リマ。Barranco地区にある木製の橋Puente de los Suspiros (和訳:ため息橋)...
Folclore etc

#6 O Pajador / Quinteto Canjerana

故郷への想いとは、その人を形成する美しさでもある。私のように産まれてから何度も引越しを繰り返している者には、羨ましいものでもある。ブラジルは日本の約23倍の面積という物理的な部分でも、多くの移民を受け入れた歴史的な部分でも、多種多様の文化が存在する。インターネットで何でも調べられる時代になった今でも、ブラジルといえばサッカーとモレーナ(混血の女性)がサンバを踊る国とうステレオタイプからなかなか抜...
MPB

#5 Jogral / Djavan

聴くと自然と幸せになる曲とは、誰にでも存在するだろう。MPBの誕生からしばらく経った1980年。ブラスセクション、電子楽器、ストリングス、スルドからヒントを得たエレキベース、ドラムと豊富なパーカッション…非常に豪華で手の込んだアレンジが多く、個人的には大好きな時代である。名曲が多いこの時代、中でもDjavanのJogralは、いつ聴いても私をワクワクさせてくれる。2分13秒と非常に短いので、何度...
ブラジル

#4 Nós / Johnny Alf

南米の殆どの国の公用語がスペイン語に対して、ブラジルの公用語は、ポルトガル語である。これはブラジルが元々ポルトガルの植民地だったことが関係しているが、今日ではポルトガルでは使われないような表現も多く、語学学習でも“ポルトガルのポルトガル語”と“ブラジルのポルトガル語”は別のテキストが作られている。ブラジルの中でも場所によって異なる表現もあり、方言も沢山存在する。 「ブラジル人でもポルトガル...
Choro

#3 Choro resposta ao Sumaré / ESMÊ

Choro Paulistanoという言葉を聞いたことがあるだろうか。そもそも、ブラジル音楽を聞いたことがない人にはChoroが何かというところから始めなければならないが、詳しい話は他の日に書く事にする。簡単にいうとChoroとはリオデジャネイロで生まれた音楽なのだが、そのChoroがリオから広まり、サンパウロでも演奏されるようになった。そのうち、サンパウロの音楽家たちは自作のChoroを演奏す...
ブラジル

#2 Catavento e girassol / Guinga e Aldir Blanc

Guingaの良さは"斬新なハーモニー"である。と書かれている記事をよく見る。特にGuingaの来日公演が決まった際には、音楽雑誌やウェブサイトで特集が組まれることも多くなった。私がGuingaを特によく聴くようになったのは、2018年に全曲Guingaのレパートリーのコンサートをすることになった頃。住んでいた家の裏庭で食後のカフェを飲みながら、プレイリストから流れてきたCatavento e ...
Bossa Nova

#1 Lígia / Antonio Carlos Jobim (ver. Chico Buarque)

Bossa Novaは、生まれ故郷を旅立って、今では世界中に根強いファンがいる。日本のお洒落なカフェで聴くことが出来るその心地よい音楽は、残念ながら今日のブラジルでは聴くことができない。Bossa Novaというのはブラジルのリオデジャネイロ、またその中でも小さな一角を中心に発生したムーヴメントだという話は、ファンの中では知られている。実際にそれに関する書籍やドキュメンタリーは数多く作られている...
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